●Site Update : 2022/1/26 wed

↓ お知らせ -Information-↓

トラッドアルバム『ダリエ・ロ・サイテン・ディエ・モナヴィエール』収録全12曲の歌詞を当サイトに掲載しました。少しだけ解説もしています。ご興味ある方は『Trad Song Lylics』ページをご覧ください。

トラッドソングのライブ情報は長野友美のオリジナルソングのライブと区別するためLive ScheduleページではなくTrad Songsページに掲載しています。


↓2月のトラッドデュオライブはこちら↓

↓ ちかごろのこと -Note-↓

●2022/1/26 記【Both Sides the Tweed】


1月唯一のライブを終えて翌日、 京都御苑を散歩していたらツグミもシロハラも去年と同じ林の中にちゃんとやって来ていて
ふっくらと積み重なった落ち葉をクチバシで払い退けながら食べ物を探していました。
エリアによってはこの二種類の飛来が少ないという話を聞いていたので少し安堵。
まあ鳥には鳥の事情があると思うので勝手に心配したり安心しているだけなんですけど。


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津山篤さんのソロアルバム「The Fake Star Judgeman & The Havens」に「Both Sides The Tweed」というスコティッシュ・トラッドソングが収録されています。
Tweedというのはそのまま辞書を引くと羊毛を織って作られるツイード生地のことですが、ここでは川の名前で、邦訳すると「ツイード川の両側」となります。

不本意にもイングランドに併合された人々が「祖国を失ってしまったがこれからは友情と名誉で結びつき、ツイード川の両側(この川が当時の国境線だったのでしょう)で花を咲かせよう」という悔しさを孕んだような内容の歌。

ディック・ゴーハンさんやメアリー・ブラックさんのバージョンも好きだけど
私は津山さんの歌う「Both Sides The Tweed」がかなり好きです。
美しいメロディなので自分もよく口ずさむけど、ライブで歌えるほどにはなかなかしっくり来ません。油断すると不必要に思われるムードがうっすら入ってしまったりして「違うんだよな~」と独りごちています。
歌には好き嫌いに関わらず向き不向きがあることを年々痛感しますが、これはその人それぞれに持つ特性、人生経験、バックグラウンドの違いによるものなのかも知れないですね。

津山さんの「Both Sides The Tweed」は雄々しく歌い上げてはいるけれどそこで自分や誰かの感情をいたずらに代弁してやろうとしない清涼さがある。喪失したことへの愁いや悔しさではなく喪失したものの美しかったこと、その風景のほうが伝わって来ます。
そこが誰にでも出すことができないムードかなと。
だから1月のライブは津山さんがメインで歌うこの曲が新たに加わったことが嬉しかったです。

津山さんのハードルを上げる意図はなく(笑)これにてドロン。


●2022/1/13 記【今年もよろしくお願いします。】


雪の降った昨日とは打って変わって今日はよく晴れました。
でも大勢で金木犀の垣根に止まった雀たちは、それは寒そうに膨れています。

外を歩けば車の音を始めとした街の喧騒にもすっかり冬鳥たちの鳴き声が染み付いてきました。
あんなに大声で鳴き合っているのに耳障りではないのは鳥と人との間にこれといった用事がないからだ。

お互いとくべつ用事がなくても鳥には人の街が住みやすそうで、人には鳥の声は心地よい。
これくらいのサラリとした関係性で一緒にいられるのは気持ちがいいことだなあと思った1月の朝でした。



●2021/12/24 記【トラッドソングに潜む妖精】


寒波が近づいて来ているせいなのか日中をぐったりと無為に過ごし、
今夜はおとなしく早めに眠ろうと思ったら肩こりがきつくて眠れなくなってしまったので未明にこれを書いてます。

今週明けから『ダリエ・ロ・サイテン・ディエ・モナヴィエール』に収録されている曲の歌詞を少しずつ当サイトにアップし始めています。
不明箇所が多かったり情報量が多かったり私も含めみんなが老眼だったりで期限に到底間に合いそうになく、CDに歌詞ブックレットは付けなかったんですが
今では入手困難なテキストもけっこうあったりするのでこの機会にネット上にも置いておこうという気持ちになりました。

『Trad Song』ページ冒頭のCD紹介スペースのすぐ下にひっそりと『Trad Song Lylics』というページへのリンクを設けていて、 年明けには全12曲分のテキストが見れると思います。わかる範囲で解説や訳詞も書いています。

Twitterでそのことをつぶやいたら身近な方達が思いの外反応してくださって、 たとえ何が書かれているかわからなかったとしても歌詞を見たいという方は意外に多いのかも知れないですね。


トラッドソングって古いメロディに色んなバージョンの歌詞が付いていたり新しい歌詞が乗って古い歌詞が忘れられたりしてるものが多いですが、今夜ふと、かねてより気になっていた歌のことを調べていたら「この歌、最古の録音には無かった歌詞がいつの間にか冒頭に付け加えられてるんだけど、いつ誰がやったの?」という内容の興味深い英文ブログに辿り着きました。

『Hal An Tow』という英国ヘルストン、コーンウォールの6月のお祭りで歌われてきた伝承歌で、ウォーターソンズやオイスターバンドも歌っている有名歌です。
しかし彼らが歌うバージョンと違い元々は「グリーンウッドのロビンフッド」から始まるらしく、現在知られているバージョンはシェイクスピアからの引用と思しき歌詞がいつの間にか追加されているということらしい。

「ロビンフッドから始まる最古の録音は1941年のものだから、きっとフォークリバイバル期に誰かが追加したんだろう。 マイク・ウォーターソンさん辺りじゃない?」

なんて噂も出ていたそうで。
だけどマイク・ウォーターソンさんに確認したところ違うらしい。マイクさんも妙な噂を立てられていい迷惑だったのではなかろうか。

ブログ主さんの推測では、1950年に出版された伝承歌紹介本に『Hal An Tow』が掲載されていて、ぼーっと流し読みしてたらうっかり歌詞の一部だと勘違いしそうな紛らわしいところに件のシェイクスピアから引用した解説が書かれているそうで、
少なくとも1950年以降、誰か慌てん坊の歌手が解説文まで歌詞と思い込んで歌い広めてしまったんじゃないかということでした。

私も今回のアルバムのレコーディングでは歌詞と勘違いして歌詞の前にある解説文まで書き写したりしてたなぁ、、、と苦笑い。

だけど伝播するうちにあらゆることは変容します。
そして理解する試みはもちろん大切だけど、勘違いから始まる面白いことも世の中にはたくさんある。
私はただ楽しみのためだけに色んな調べごとをしてはいますが、歌詞の意味を訳できたとしても、歌の背景を知ったとしても
他民族とか他人の心情がわかったとは到底思えない。解像度の違いはあれど自分の中にある限られた材料で相手の表面を眺めてそれに勝手な感想を持っているに過ぎない。
隣人といえど自分とはほど遠く不可解だからこそ面白かったりしますしね。
そもそも歌の魅力(普遍性)というものは歌詞ではなくメロディのはざまに潜む妖精の仕業かも知れません。

無理やりまとめたのでこれにておやすみなさい。



●2021/12/20 記【長野友美のソロライブのこと】


トラッドアルバムのレコ発ライブが続いたこともあり、しばらく私のオリジナルソングのライブ予定が無くなっていましたが
『弥生の二頁』というタイトルで毎年3月に開催している小さなライブが2022年3/27(日)に決まりました。
今年で10回目なのですが特にアップグレードすることもなく例年通りに催します。

長野友美とフジコのギター弾き語り二人会。
会場のCafe Wood Note(京都市左京区一条寺)ではライブの前の数日間私とフジコさんの作品展示をしますのでふらり喫茶でお立ち寄りください。
そしてライブにお越しの皆様にはちょっと風変わりな弥生のお土産を進呈。

小さなお店ゆえライブは予約制です。
詳細が決まるまで予約問合せは今しばらくお待ちください。



●2021/12/13 記【トラッド・デュオのツアー予定】


先月末発売した津山篤&長野友美のユーロトラッドアルバム『ダリエ・ロ・サイテン・ディエ・モナヴィエール』
早速いろんな方のお手元に届いているようで嬉しいです。

それもこれも常々アンテナを張っておられる音楽ファンの方々、そして情報を然るべきところにしっかり伝えて下さっているレーベルのお陰です。

私の手元にも一応在庫あるんですが、レーベルから30枚お預かりした中の半数がようやく旅立ったところです。
ソロライブが全く無いとこんな調子なんですね。
レコ発ライブ以外の場所で「CDありますか」の声をかけてくれた方、本当にありがとうございます。


CD、すぐに売り切れるなんてことは無いでしょうが、「物」ですのでプレス数は有限です。
どうか私がライブにやって来るのを待たずぜひネットで入手してお聴きくださいね。
まず、こんな特殊な性質のアルバムをノリノリで発売して下さったレーベルF.M.N SOUNDFACTORYにはしっかり潤ってほしいです。
それに皆様におかれましてはライブでお会いできる頃には「もう一緒に口ずさめるよ!」というくらい耳タコになってもらえてたら嬉しいので。


ツアーですが、来年3月には福岡県へライブに行く予定です。
詳細や予約受付はまだこれからですが、3/12(土)福津市うらんたん文庫さんライブがまず決定しています。
感染症状況が読めないので今のところ日数は抑え気味ではありますが、その前後にも福岡県内でのライブが入る予定です。


故郷である長崎方面へは月をあらためて、緑濃くなる季節はどうかと考えています。


今後当サイトのツアー情報が増えて行くと思いますのでぜひチェックしてみてください。
もちろん長野友美ソロライブの予定も増やして行きたいです。


それではまた。



●2021/11/15 記【友人たちのアドバイス】


元々人様の前に立って歌ったり喋ったりするタイプには程遠い自分が 自分から逸脱して生きている中で
仮に野放しであったなら絶対に続けていないであろうことがいくつかあります。


パーソナルスペースが広いゆえ私は人間関係の中に長く居るとぐったり疲れてしまいます。
その上「あの人は口ではああ言うけど内心では〇〇して欲しいんだ」といったことを全く察することができないので
言葉通りにしか受け止められないうちいつの間にかズレてしまって、人を思いやれるどころか人情たるものの輪に入ってゆけぬまま上滑りし続ける悲しきサガ。


常にそんな調子なので超絶向いてないと思われるFacebookやtwitterでの発信も何度やめてしまおうと思ったことか。


ありがたいことなのですが、
私に対するときに言葉と内心の不一致が無く、がんばらずに付き合える友人がいく人かいます。
何かに取り組むのが心底嫌になった時は、そこでやめてしまう前にそうした友人のアドバイスを一度馬鹿みたいに聴くことにしています。


「嫌だからもうやめる」と思った事でも、その人が「続けたほうがいいんじゃない?」と言うならもう一度立ち止まって、じゃあどう変えたら続けられるかなあと考える。大抵は自分の思い込みやこだわりの強さが続けることを辛くしているだけで、楽に継続できる方法が開けて来ます。そもそも若い頃ならまだしも 人生がぶち壊れそうなほど受け付けないような事は誰に相談するまでもなく黙ってやめますしね。笑


友人も毎度神妙になって助言してくれるわけじゃなく、「だって長野さん含め誰がどんな人と繋がり持ってるのか知れるの、楽しいから」なんて自分本位で単純な理由のほうが多いです。それでもわざわざ言ってくれるんだから、短気を治めていっちょ考え直してみるか〜と思えるわけで、、。「楽しいから」の一要素に自分も加えてくれているのは嬉しいですしね。
(でも先に書いた通りパーソナルスペースが広いので、親身になってアドバイスすることで他人をコントロールしようとしたり共依存関係を築こうとする人からは経験上マッハで逃げますよ。)


歳をとるとそんな友人がだんだんとあの世に行ってしまったり周りに年下が増えてアドバイスをくれる環境は減っていくわけで そうなると私のような癖の強い人間が自分自身の伸ばしたツタに絡まってがんじがらめの団子 になって行くのは火を見るより明らかです。


そんな野放しにすると縮こまってゆきがちな自分から逸脱し続けるべく
友人たちのアドバイスには精いっぱいツタを伸ばし、とっかかりを見つけて広がれるだけ広がって行きたい。
自分「らしくない」ことにたくさん着手して、恥をかいたりして、
いつの間にか想像もできなかったような景色を眺めてみたいものです。
かつて音楽を始めた時の自分がそうであったように。


それでは今回はこの辺で。


P.S.
津山篤&長野友美のレコ発ツアーが始まります。
東京、名古屋、京都、12月は大阪にて。
どうぞよろしくお願いします。



これより過去のNoteはこちらに移動しました→ちかごろのこと古漬け

↓ 終了したライブ ↓

ご来場ありがとうございました。

p>【202年】
・1/23(日)大阪市 Cafe周 津山篤&長野友美(サポート原口トヨアキ)W)ミワトシ鉄心

【2021年】
・12/18(土)大阪市 雲州堂 津山篤&長野友美レコ発ライブ
・11/24(水)京都 磔磔 津山篤&長野友美レコ発ライブ W)山海ヒデヒロ
・11/22(月)名古屋 得三 津山篤&長野友美レコ発ライブ W)Ett
・11/21(日)秋葉原 Club GOODMAN『サイケ奉行とダブルレコ発!』津山篤&長野友美 W)サイケ奉行
・11/7(日)西宮市 甲東園ホール 『ケルトシットルケ~CELTSITTOLKE2021~』津山篤&長野友美、鞴座 ほか多数
・10/23(土)大阪市 ムジカジャポニカ『ムジカでPiCasと女神たち』W)杉瀬陽子 PiCas
・8/23(月)京都市 拾得 長野友美withパイカス W)ちえみジョーンズ
・7/18(日)京都市 夜想 W)稲富英樹+小池克典、栗本英明
・5/29(土)大阪市 音凪食堂『音凪10th&津山篤と長野友美CD発売前祝い』W)津山篤、タケヤリシュンタ
・4/7(水)大阪市 gallery yolcha 『スパイスと旋律 vol.7』W)宮本章太郎(nayuta)
・3/20(土)京都市 Cafe Wood Note 『弥生のニ頁vol.9』W)フジコ
・2/14(日)京都市 UrBANGUILD 『Monster Night~青井橘 追悼vol.13~』事情により出演キャンセル致しました。急なことで申し訳ありませんでした。
・2/6(土)京都市 DEWEYライブ&生配信 W)mollen、よしこストンペア
・1/29(金)京都市 拾得(じっとく)長野友美ソロ・ワンマンライブ

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